Q.テーラーで聞きました。シャツ生地の幅って何ですか?
A.シャツの生地幅とは、原反(生地の巻の状態)の幅のことをさします。規格で90センチ、112センチ、145センチの三種類が主流です。
生地幅は、広ければそれだけシャツを取れる枚数が上がり、カミーチャ(イタリア語でシャツ屋)からは歓迎されます。
さらに運輸から一度で運べる量も上がりますので、世界中に供給している生地ブランドにとっては、経済的なメリットは大きくなります。
ちなみに生地幅が狭い場合の良さは、傷やトラブルが起こりづらく、高い品質を維持しやすい点です。
超高級ブランドは、今でも90センチ幅で生産をしています。
日本国内の生地は、112センチが主流です。112センチ幅が、一番扱いやすいのですが、生地屋の経済的なメリットは145センチ幅のほうが大きいようです。