トーマスメイソン・ストーリー 2-1
雨・蒸気・スピード・グレートウェスタン鉄道、1844年 ロンドン国立美術館
トーマスメイソン・ストーリー 2-2
左 昼食風景 1874年マンチェスター市立美術館
中央 水力紡錘機
ジェニー紡績機 産業革命初期、繊維業界に大きな影響を与えた発明の一つ
18世紀末、発明家が手機を機械化し、更に水力の活用により、生産性は大きく向上しました。この時期、リバプールとヨークシャーの織物の中心地リーズを結ぶ水路が完成しました。こうして1792年、西インド諸島産の綿を積んだ船が初めてリーズに着岸しました。時代の大きな可能性を感じ取ったサー・トーマスメイソンは、1796年、このリーズに最初のシャツ用綿織物工場を建てました。高い品質を誇る布地は貴族や富裕なブルジョワ階級を顧客に持つロンドン。ウエストエンドのテーラーが好んで使用し、後、大英帝国から世界中に輸出されました。