トーマスメイソン・ストーリー 3-1
ポールモールの夏の一日。1890年代、貴族のクラブがある館はセントジェームス地区の象徴。

トーマスメイソン・ストーリー 3-2
左隅写真はロンドンの名店、ターンブル&アッサーを映した貴重な写真
中央は風刺画。制服に神経をとがらせるジョージ4世。
右は、オスカーワイルド肖像画。
19世紀半ば、ヴィクトリア王朝時代に大英帝国の繁栄はその頂点に達します。
ロンドンは世界の中心、世界の首都でもありました。政治、経済の成功は、社会生活やファッションにも影響します。
サー・トーマスメイソンが興した産業はさらに発展し、紳士エレガンスの象徴となりました。靴、傘、帽子、ステッキ、そしてシャツの工房が集まるセントジェームズ地区は、まさに紳士の聖地でした。
特にシャツのメーカーが集中したジャーミン・ストリート、ピカデリーに近いこの小道は、世界中でシャツの専門街として知られるようになります。