モノづくりの姿勢
シャツに限らず、どんなモノづくりの現
場でも、
その分野ならではの様々な道具を使っているかと思います。
すごい職人さんとかで、こだわって誰にも使いこなせないような
オリジナルの道具もあるでしょう。
でもとくに特別な道具ではなくても、既製品で使えるものも多くあります。
ヤマナカシャツには特別な道具はコレ! というものはないですが、
例えばお客様の肩を測るときに使う傾斜計は、建築などでも使用されるものです。
なで肩やいかり肩…オーダーメイドなので肩の形に合わせた傾斜測定は必須。
あとは工具として使うシリコンヘッドの小型ハンマーでしょうか。
これは襟の芯地を仕上げるときに使います。
そのほかは本縫いミシン、刺繍ミシン、襟プレス機、襟返し機などなど…
別段珍しくもない、シャツ作りに必要な機械に囲まれております。
これらはみなシャツ屋さんに行けば、大抵揃っているものです。
当社のシャツ作りは、第一はお客様のニーズに応えること。
オリジナルの道具でつくった、こだわりのシャツを買ってほしい!
という売り方とは対極にありますね。
小難しい話ですが、そうやってオリジナル性から会社のカラーを出すことで
ブランディングが出来上がり、それを守ってモノづくりをするということもあれば、
一人ひとり違うお客様の求めるものを見出し、それにより近づけたモノづくりをする。
そんなモノづくりの姿勢を守ることも、ブランディングの構築にもなるのです。