シャツの町の職人とは…

年が明け、2012年から新京成・三咲駅で工房兼カウンセリングショールームを開設して、今年で3年目となりました。

 

以前にもお話したかと思いますが、工房のある三咲の辺りはかつて有名な縫製地帯でした。

今も日本有数の職人さんが現存し、ヤマナカシャツもここでその方々に様々な交流をさせていただきました。

弊社の地域連携の役割として、そのひとつに、そうしたシャツの町としての三咲の文化の一端を引き継いでいくことが挙げられるかと思います。

 

そのためには社内で優秀な職人を育てることも、大切な役割です。

ただ今までこのブログでも紹介していたように、ヤマナカシャツはブランドメーカーではありませんので、デザイン力を誇示したり、お客様の嗜好を無視するようなこだわりや職人技は一切不要です。

なので職人としての「一流の技」は基本の基本にあるのみです。そこからさらにお客様が何を求め、そこからどうやって満足度を上げていき、シャツという形にしていくか…

つまり一人ひとりの最高のシャツを見出せる、コミュニケーション能力こそが弊社の職人としての真髄なのです。

 

「シャツの町」とはいえ、別に著名ブランドが林立するわけではありません。

地域に寄り添い、地元の方に愛されるシャツを作り上げ、これからもその基盤を築き上げていくのが目標です。

 

次回からは理想の職人を視野に入れた、社内育成などについて触れたいと思います。