トーマスメイソン Thomas Mason

英国王室御用達のトップブランド
1796年創業 所在地イタリア
ジャーニーとは、トーマスメイソンの開発した、綿100%で薬剤を使わずに形態安定を成し遂げた、現在世界で最も人気の高いシャツ生地モデルです。
トーマスメイソン自画像
1750年、トーマスメイソン オブ ネルソンは、英国ランカシャーにおいて、梳毛糸の羊毛工業をしておりました。
その当時の織物産業は、古くからの手工業で、紡糸などは家庭内で織り上げられていたのでした。
時代はまさに産業革命。産業革命の雄といわれたトーマスメイソンは、産業革命時に会社を発展させ、電動織機による綿織物の製造をはじめました。
当時、西インド諸島から良質な綿が英国にもたらされはじめ、それを見たトーマスメイソンは、上質なシャツ地作りの工場を設立しました。
トーマスメイソンの作り出した上質な細番手の織物は、当時、ロンドンの仕立屋によって、貴族や富裕層、さらには王室で愛用され、世界中に輸出されるようになりました。
1850年、時代は大英帝国時代、トーマスメイソンのステータスは、そのまま当時の英国の時代や風潮と合致し、世界中にその名を轟かすようになります。ロンドンのセントジェームスエリア、ジャーメインストリート、サヴィルロウ、ピカデリーは、世界のシャツの中心になっていったのです。
その後、スコットランドのグラスゴウ市の製織業者、デヴィッド・ジョン・アンダーソン(David John Anderson Junior・後のDJA)が、細番手糸が電動織機に使用できると考え、19世紀の英国の顧客の好みに合わすべく、従来の手織機による織物より、軽い品質の織物を開発しました。試行錯誤を重ねた後、「ZEPHIR」と命名され、現在のシャツ織物の基礎を築いたのでした。今日でもこの名前はシャツの上質な織物の代名詞として認められています。
トーマスメイソン
1930年代、男性ファッションに大きな衝撃を与えたかの有名なウィンザー公が、王位に就きます。二つの世界大戦の間、ウィンザー公はファッションリーダーとして、シャツの世界にも影響を与えました。ウィンザー公の愛用した英国王室御用達のシャツブランド、ターンブルアンドアッサー(Turnbull and Asser)は、トーマスメイソンと独占的な契約を結びました。
1991年に、トーマスメイソンの歴史と膨大かつ貴重なアーカイブに惚れ込んだイタリアのアルビニ社によって買収されましたが、Albini社は買収後も絶え間なく最新の技術を駆使して、彼らの類まれな知識や経験との結合を目指しています。
そして、アルビニは現在では世界最大の生地ブランドとしての地位を築き、トーマスメイソンは今日も世界の市場でトップブランドとしての位置をキープしています。 Thomas Mason(トーマスメイソン)のシャツ地は、英国王家御用達としても知られ、英国生地の最高級の綿織物として、最高級の品質を保証しています。歴史的には、かの世紀の恋といわれ、大の洒落者としても、王座を捨てたことでも有名なウィンザー公もトーマスメイソンを愛用していたそうです。 現在では、世界的ブランド、ポールスミスやターンブルーアッサー、ブルックスブラザーズなどがトーマスメイソンを支持しており、日本でも、有名百貨店(伊勢丹、高島屋、松坂屋、大丸)のオーダーワイシャツサロンなどで、取り扱われております。